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腱板断裂症性変形性肩関節症


どんな病気?

 
腱板が広範囲に断裂して、上腕骨と肩峰のすきまが小さくなります。腱板機能が低下し、上腕骨の変形がすすんだ病気です。
 

腱板断裂症性変形性肩関節症

 

症状

 
・痛くて自分で肩が挙がらない
・肩を動かすとごりごりと音がする
・他動運動(他の人にうごかしてもらい肩をうごかす)では肩がある程度挙がるが、自力では思うように肩が挙がらない
などが典型的な症状になります。
 

診断

 
レントゲン、エコー、MRIで腱板が断裂して上腕骨や関節窩の変形がしているのが分かります。
 

治療

 
肩の痛みが強い場合には、下記の治療が行われます。
肩関節空内注射 ステロイド、ヒアルロン酸など
理学療法、運動療法 腱板断裂の疾患はリハビリで肩の動きがよくなる事が多々ありますので、運動療法は有効な治療の一つです。
 
保存療法の効果がない場合には、以下の手術療法があげられます。
鏡視下滑膜切除術:内視鏡にて滑膜を切除します。
反転型全人工肩関節置換術:変形してしまった骨頭や関節窩を人工関節に置換します。反転型人工関節置換術のシェーマをお示しします。通常の人工関節置換術と異なります。人工関節手術の項目に詳細が記載されています。そちらもご覧ください。
 

反転型全人工肩関節置換術

 

2015/2/3